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クレジットカードのショッピングは割賦販売法の規制を受けています。貸金業法と同時に割賦販売法も改正されて、年収を基準にした計算によって割賦利用できる枠の上限が決められています。具体的には年収から生活維持費と年間支払予定額を差し引いた金額の90%が割賦利用可能枠となります。

この計算式は割賦販売法で決められているもので、年収は自己申告金額でよいことになっています。生活維持費は生計を共にする家族の人数、持ち家の有無、住宅ローンの有無によって細かく規定されています。

参考:住宅ローン : 三井住友銀行

年間支払予定額はオートローンや住宅ローンなどを除いたクレジットや融資の年間支払金額の合計です。その他、電車で使う場合もあるでしょう。

参考:東京メトロを利用するとポイントが貯まる

これらの計算はクレジットカードの新規申し込みの時と、増枠申請、カード更新時に行われます。クレジットカードを作ってからもチェックされるので他社の利用をする場合も気を付ける必要があります。つまり使いすぎるとカード利用枠にも影響があるということです。

これらの計算の基準となるのは自己申告の年収です。自己申告と言ってもいい加減な数字を記入するとあとで困ることになるので正確な年収を記載することが必要です。給与所得者は年収と所得を間違えないようにすることが重要です。所得金額を記載すると年収はかなり低くなるので注意しましょう。

クレジットカード審査と年収まとめ

■クレジットカード審査での年収

・一般カードではそれほど年収が高い必要はない。審査を通過するだけであれば150万から200万円の年収でも発行されるクレジットカードがある

・グレードの高いクレジットカードほど年収は高くなくては発行されない。ゴールドカードの基準は一般的に年収500万円以上

・20代向けのゴールドカードは将来自動的にゴールドカードに切り替わるので、年収が低い間は20代向けのゴールドカードを活用する

・切り替え時に年収500万円に達していなくても利用状況が良ければゴールドカードに切り替わる

■クレジットカード審査と割賦販売法

・割賦販売法はカードショッピングを規制している法律で、クレジットカードの利用枠にも規制がある

・1回払い以外の支払い方法で利用できる枠は、(年収-生活維持費-年間支払予定額)×90%で決定される

・このときの年収はクレジットカード申込書記載の年収額が基準となるので、正確な年収を記載すること

・この計算はクレジットカード新規申し込み時以外にも増枠申請時、カード更新時にも行われる

・クレジットカードを手にしたからと言って他社カードも含めて使いすぎるとカード更新時などに利用枠を下げられることもある


ゴールドカードは年収500万円以上で年齢30歳以上、勤務年数10年以上といった条件が一般的でしたが、今は本格的なゴールドカードでも20歳以上を審査対象としているケースもありますJCBゴールドカードも20歳以上から申し込み可能です。しかしクレジットカードの申し込み基準はそれを満たせば審査を通過するというわけではありません。条件を満たした場合だけクレジットカードの申し込みを受け付けるという程度のものです。

JCBゴールドカードも20歳以上の申し込みを受け付けていますが、実際は審査を通っても20代向けのゴールドカードが発行されるだけです。本格的なゴールドカードの審査基準はやはり最低でも25歳以上で350万円程度の年収は必要でしょう。20代向けのゴールドカードは本格的なゴールドカードを持ちたいのであれば、確実の手にすることができる方法です。

JCBや三井住友カードの20代向けゴールドカードは一定期間を経過するとゴールドカードに切り替わります。20代向けクレジットカードをきちんと支払い続けていれば自動的にゴールドカードになるので、20代前半の人にはおすすめのゴールドカードです。サービスも一般カードにはない空港ラウンジ無料サービスがあり、年会費も半額以下となります。